なぜ、高血圧に黒酢が効果的なのか?その理由とは

なぜ、高血圧に黒酢が効果的なのか?その理由とは

なぜ、高血圧に黒酢が効果的なのか?その理由とは

 

 

最近、「黒酢」の名前を使ったサプリメントのテレビCMを多く見たりすることが増えました。今まで、生活習慣病の一つである高血圧の改善のため、減塩する代わりに酢を使用して食事をとることは良く知られていました。しかし、「黒酢」が血圧を下げるという研究結果が発表されてからは、一躍「黒酢」が脚光を浴びてサプリメント以外にも直接飲むドリンク剤も多く販売されるようになりました。
この「黒酢」にどのような効果があり、どのような点に注意して取ればよいかを正確に理解することが、高血圧の改善に非常に大事です。

 

 

今回は、

 

○そもそも黒酢とほかの酢との違いはどこにあるのでしょうか?
○黒酢でなぜ血圧が下がるのでしょうか?
○黒酢をどのように食事に使えば良いのでしょうか?
○黒酢をとる時に注意することは?

 

これらについてお伝えします。

 

 

「黒酢」は高血圧以外にもコレステロールを下げるとか血液をサラサラにする効果もあり、一石三鳥と呼ばれる健康食品ですので、ぜひ日常の食生活に取り入れて健康な身体作りを行いましょう。

 

 

 

○そもそも黒酢と他の酢との違いはどこにあるのでしょうか?

 

 

酢といっても、多くの種類の酢がありますが、身体にとって良い酢とは長い間発酵され熟成されて作られた醸造酢のことです。この醸造酢にはもろみ酢・香酢・黒酢・りんこ酢などがあります。なぜ酢が身体に良いかというと、我々の体内の代謝機能に欠かせないクエン酸という物質が酢から変化し、最終的に我々の身体を健康なアルカリ性に保ってくれるからです。一般的には醸造酢自体は血圧を下げる効果があるとされていますが、特に「黒酢」は他の酢を比べてその効果が大きいということが分かってきました。

 

「黒酢」などの醸造酢とその他の酢との違いは製造方法、原料及発酵期間です。
農林水産省により「黒酢」製法の定義は、原料が米だけか、米と小麦・米と大麦を使用し、1000ml当たり180g以上の米を使用して発酵及び熟成により褐色又は黒褐色のものであると決められております。また、原料に使用される米も、米酢は精米を使用しますが「黒酢」の場合は玄米・大麦を使います。発酵期間も米酢の場合は約4ケ月ほどですが、「黒酢」の場合は1年から3年という長い期間の発酵・熟成を行い、その結果、多くのアミノ酸が含まれ、深みのある味、コク、うまみがでることになるのです。これは明らかに酵母・乳酸菌・酢酸菌及び麹菌の働きに違いがあるということです。

 

なぜ、高血圧に黒酢が効果的なのか?その理由とは

 

 

 

○黒酢でなぜ血圧が下がるのでしょうか?

 

 

血圧が上がる理由を考えてみましょう。血圧が上げる時に大きな役割を果たす物質はアンジオテンシンと呼ばれています。この物質にはIからIVのタイプの物質があり、アンジオテンシン変換酵素(ACE)と呼ばれている物質によってアンジオテンシンIからIIに変化した時に血圧が上がることが分かっています。医療機関で高血圧と診断されて処方される薬にはこのアンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きを抑えるACE阻害薬が使用されています。

 

一方、黒酢に多く含まれる酢酸が体内に入った時にACEの働きを抑えるアデノシンという物質を出します。このアデノシンがアンジオテンシンIからIIへの変化を抑えて、血管の壁に作用して血管を拡張させて血流を良くして血圧が上がるのを防いでいることになります。
これらの効果はあくまで、血圧の高い方にとっての血圧を下げる働きがありますが、血圧が正常な方や低血圧の方々には血圧を下げることはありません。

 

 

 

 

○黒酢をどのように食事に使えば良いのでしょうか?

 

 現在では、飲みやすい形での黒酢のドリンク剤、サプリメントが多く市販されていますので、食事とは別に取られる方が多いと思います。食事の際に黒酢を一緒にとる場合、私は特にサラダ、豆腐などにかけて食べていますが、黒酢の旨み、コクが良く出ており大変美味しい味となります。例えば、酢豚料理に黒酢を使うと酸味が少なくまろやかな甘味が出ますし、味付けが濃い煮物などの場合は塩、しょうゆの量を少な目にして黒酢を入れるとコクと旨みが引き出されます。そのほかにも、黒酢を使ったレシピはたくさんありますので、ネット等を参照して美味しい食事を楽しんで下さい。
 次に、黒酢を一日にどれぐらいの量をとれば良いのかを説明します。市販のドリンク剤・サプリメントは事前に調整されていますので、記載されている量を飲用すれば良いのですが、食事に使う場合はある程度の目安の量を守る必要があります。一日のとる目安の分量は大さじ一杯(15ml)から大さじ二杯(30ml)です。もし、自分で飲む場合は胃への影響を抑えるためにも水で5〜10倍に薄めて飲んで下さい。
 黒酢大さじ一杯で、高血圧の改善ができますので、ぜひ食事に取り入れて下さい。

 

なぜ、高血圧に黒酢が効果的なのか?その理由とは

 

 

 

○黒酢をとる時に注意することは?

 

黒酢をとる上で注意すべき点が幾つかありますので参考にして下さい。

 

 

1) 黒酢を継続して取らないと高血圧には効果がない
黒酢が血圧を下げるしくみは前述しましたが、この効果は継続して黒酢をとること前提条件ですので、途中でとることを止めると血圧はもとの値に上昇することが分かっています。一時的な降圧効果であることは充分に理解しておいて下さい。

 

2) 黒酢の取り過ぎに注意
ご存知のように、黒酢は強い酸性の食品ですので、薄めないと胃などの内臓を痛めます。又、歯も酸によって歯の表面のエナメル質が溶ける酸蝕歯になることもあります。
黒酢には血液をサラサラにする効果もありますが、取り過ぎると血液中の赤血球を壊してします溶血性貧血を起こす場合もあります。さらに黒酢には我々のからだを冷やす効果もありますので、冷え性の方にとって取り過ぎによって内臓型冷え性と呼ばれる隠れ冷え性を引き起こす可能性もあります。

 

3) 黒酢を飲む時には注意が必要
飲んだ直後には水を口に含んですすいで下さい。又、飲んだ直後には歯磨きは行わないで下さい。

 

4) 黒酢をとるタイミングに気をつけましょう
黒酢が酸性であることから、起床直後、就寝前などの空腹時にとるのは避けましょう。

 

 

このように、過剰摂取による弊害もありますので、一日のとる量を守って高血圧の改善に取り組んで下さいね。

 

 

なお、このようなものもあるので、食事で黒酢がなかなか摂れない人はぜひ試してみてください。

 

 

 

 

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